杉井さんのきゅうり畑訪問
2016年6月14日(火)
[カテゴリー] スタッフ日記
5月、杉井さんの畑を訪問。
6月に旬をむかえるきゅうりについて
いろいろお話を伺いました。
きゅうりは夏の野菜、そして山の野菜、
太陽光を好み、寒さには弱く、25℃以上で実が太るそうです。
杉井さんの畑は、勾配のある水はけのいい土地で、日当たりも良好。
きゅうりの栽培に適した土地といえます。
梅雨前まではハウス、梅雨明けからは露地で
きゅうりを栽培しています。
手入れが行き届き、整頓されていて非常にきれいな畑
「先祖代々、名前のない時代から水のみ百姓やった」
杉井さんは、明治以前より農業を営む家系で育ちました。
元々は、きゅうりをメインに市場出荷をしていたそうですが、
今では多品種少量栽培に切り替えたそうです。
人参発見
杉井さん(ベテラン農家さん)でも、
なんでもかんでも上手に育てられるわけではないらしく、
「枝豆は、樹下さんのには、かなわへんわ~実があんなに大きくならへん」
と、笑っていました。
就農する前は、京都中央卸市場(以下-市場)に15年間勤務していたそうです。
杉井さんの経験上、京都人に好まれるのは、
細めですっとまっすぐ伸びたきゅうり、
つやがよく皮がやわらかいという特徴があるそうです。
長年のせりの経験で、野菜の目利きは確か、自身のきゅうりを見る目も厳しいです。
曲がりは、市場の目から見ると価値がぐっと下がるけれど
まっすぐなものと味の大差はないといいます。
そうはわかっていても、市場の目でみるクセが抜けず、
曲がりのものは、ついつい値段を下げたり
多めにいれてしまうそうです。
売り場に並ぶ杉井さんのきゅうりは、
いつもピンっとまっすぐのびています。
食べるとぱきっと歯切れが良く、繊細な甘味を楽しめます。
これからきゅうりが美味しい季節。
店頭でみかけた際は、
ぜひお試しいただければと思います。