農業ひとすじ35年、職人トマト
2016年8月1日(月)
[カテゴリー] スタッフ日記
「出汁で言えば、化学調味料で味付けした出汁と、
昆布やかつおで採った出汁とでは、コクが違うのと同じです。」
土耕栽培にこだわり、20年間栽培し続けているのは、「サン・ロード」という品種のトマト。
近年は、甘味の強い品種が人気ですが、一方で「サン・ロード」は、
酸味もしっかりとあり、甘味とのバランスがとれたトマト。
夏場に見られる「尻やけ」がよく出てしまう品種ですが、そういった品種のトマトの
方が美味しいといいます。新しい品種も色々試してみましたが、
「サン・ロード」が今のところ一番だそうです。
食べ方について、アドバイスをいただいたのでご紹介。
がつんと刺激的な味が好みであれば、収穫したすぐのもの、
甘く優しい味が好みであれば、収穫後、1日程置いてから食べてみてください。
酸は時間がたつと糖に変わるため、深みのある味わいになるそうです。
市場出荷を辞めてから約8年。それまでは少量品種を大量に栽培してましたが、
今では多品種少量生産で直売所や直接取引用に野菜を栽培されています。
「たくさんは栽培していないので、がんばって売ろう!とはもう思いません。
食べたらわかってもらえるはず。わかってくれる人に届けたい。」
田中さんの娘さんは、実はじねんと市場で手造りおはぎを販売している田中さん。
親子2人のツーショットをいただきました。よく見ると似ている?