久御山町のアスパラ兄弟
2016年7月1日(金)
[カテゴリー] スタッフ日記
採れたてのアスパラガスは、筋っぽさがなく柔らかで
まさに直売所向きの野菜と言えます。
田口さんの畑では、春と夏にアスパラガスの収穫を行います。
アスパラガスは、地面から筍のように姿を現します。
生長が早く、夏場は一日に10センチ以上生長することもあるとか。
30cmくらいになったところで収穫し、専用の機械で均一な長さに切りそろえてから出荷します。
水遣りは朝夕二回、畑に這わせたチューブから
点滴のように少しずつ垂らして、たっぷり与えています。
「水をたくさんほしがる割に、一気に与えると病気が出る。わがままなやつです。」
笑顔で話すお兄さん。
6年前、何か新しいものを作りたいという想いで、
京都では前例のなかったアスパラガスの栽培を始めました。
「ふたりとも変わりもん好きやからなぁ、言うこと聞かへんかった」
周囲からの反対もありましたが、お父さんとお兄さんの2人が押し進めたそうです。
栽培当初は、種苗会社にアドバイスをもらったり、京大の農場や、
愛知県のアスパラ栽培が盛んな地域を訪ねて勉強しました。
その後、大学を卒業した弟さんが加わり、兄弟2人で栽培するようになりました。
今では、ホテルや百貨店からの注文が相次ぎ、
常にオファーが耐えない人気っぷり。
生産が追いつかなくなってきたため、
2017年度からはビニールハウスを3棟増設することになりました。
田口兄弟のアスパラドリームはまだまだ続きます。