いちご工房・さかべさんを訪問しました
2016年2月19日(金)
[カテゴリー] 果物
2月中旬に、久御山町いちご工房・さかべさんを訪問しました。
いちごの甘い香りでいっぱいのハウス内には手の平からはみ出るほどの大粒の苺が実っていました。
いちご工房・さかべの酒部富士雄さんが作る「あきひめ」は、
いちご本来のフレッシュな香りと、最後まで口の中に甘みが残るほど濃厚な味が特徴です。
年間を通して「糖度13度」以上という驚きの甘みを味わえます。
「ほんまは夜中のハウスにきてほしい。暗闇の中でしゃがんでじっとしていると、
目がなれたころ、いちごがさわさわと動いているのが見えます。
生きとるんやなぁとうれしくなります。」
丹精こめて育てたいちごを眺めながら満面の笑みで話します。
酒部さんは「電子技法栽培」で苺を栽培されています。
「電子技法栽培」とは、炭素(炭)と水(電子エネルギー水)と空気を活用して
土を健康にし、光合成の働きを高める栽培方法です。
14年前、三重県でほれぼれする苺を作る苺農家さんに出会い
「苺を作るなら電子技法」といわれたのがきっかけだといいます。
「いちご農家は甘さを追及するあまり肥料に頼る傾向がある。
肥料を使うと確かに甘みはますが、
のどにつっかえるような不自然な甘さになり、ヘタの部分などにエグみが強くなる。
この「電子技法栽培」は、いらんことをしたらよくないという考えです、
自然農法に似ているかもしれません。
肥料を入れたら根がかれる。入れなければ、土に根がすっと入る。」
栽培中農薬・化学肥料を一切使用せず、
(小さいものなら一ミリ程度!)の虫を毎日手作業でひとつづつ取り除きます。
毎年厳しい基準をクリアし、伊勢神宮にも奉納されているそうです。
現在、じねんと市場にも少量ではありますが出荷されています。
今年はうまくいけば5月ごろまで収穫できるとのことです。
店頭でみかけた際は、ぜひ一度手にとってみてください。
とてもいい香りがしますよ。