畑菜について知ってほしい!
2015年1月29日(木)
[カテゴリー] 冬のお野菜
畑菜とは、京の伝統野菜のひとつ。
冬に旬をむかえる野菜です。
昔は伏見区久我地区の名産だったので
久我菜ともよばれています。
やわらかくクセがないため、なんにでも
合う葉物のひとつ。
からし合え、白和え、おあげと炊いても
美味しいです!
京都 では、2月の初午の日に、畑菜を食べる風習があります。
(今年の初午は2月11日です。)
なぜ初午に畑菜?
(全国的にはいなりずしを食べたりします)
説1
初午と言えばお稲荷さんの縁日。お稲荷さんと言えばキツネ。キツネと言えば「油揚げ」。
初午には、旬の畑菜と油揚げがおばんざいとして昔から京都の食卓にのぼっていたという説。
説2
稲荷大神を祀った「秦(はたの)伊呂巨(具)(いろこ(ぐ))」と「畑(はたけ)菜」の語呂合わせ、そして稲荷大社のシンボルである狐の大好物とされる「油揚げ」を一緒に食べると縁起が良いとされる説
京都のみなさんは他にも説、ご存知だったりするんでしょうか。
気になる由来はさておき!
一年で一番寒くなるこの初午の時期の畑菜は、霜にあたって甘くなり栄養価が高くてまさに“旬”。
京都ならではの旬の冬野菜をぜひ味わっていただきたいと思います。
そのほか、大根や白菜などの鍋にうれしい冬の定番野菜も豊富です。
土の中で栄養を蓄えた根菜類や、栄養価の高い旬の京野菜をたべて
寒い冬をのりきりましょう!